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金属アレルギーのメカニズムと種類・対策をわかりやすく解説します【なりにくい金属とは?】

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オシャレのアイテムとしてペンダントやピアスを使いますよね。また人によっては結婚指輪は外せません。そんな時、金属アレルギーだととても辛いですよね。
そこでこのサイトでは

  1. 金属アレルギーとは?
  2. 金属アレルギーになりにくい金属
  3. 金属アレルギーの対策法

を解説します。また後で詳しく解説しますが、金属アレルギーは金属イオンが原因のアレルギーなので、イオンになりにくいチタンサージカルステンレスと呼ばれる金属を使ってアクセサリーを作れば金属アレルギーの症状を大幅に抑えられます。

金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは金属イオンが体内の物質と結びついて起こるアレルギー反応です。
それでは金属アレルギーとは何かということを解説します。この項目では、

  1. 金属アレルギーは突発性の後天性アレルギー
  2. 金属アレルギーは金属イオンが原因
  3. 金属アレルギーになりやすい人
  4. 金属アレルギーの症状

を解説します。

突然発症する後天性アレルギー

金属アレルギーは腕時計などの金属を日ごろからつけていると突然発症するアレルギーです。それまで大丈夫だった人でもある日突然じんましんが出たとかいう話はよくあります。

金属イオンが原因

金属アレルギーというと金属そのものがアレルゲンだと思いがちですが、実は金属が汗などと化学反応を起こした際に発生するとても小さな金属イオンが原因なのです。
この金属イオンが体内に入り込み害のある異物だと免疫細胞に認識された場合、金属アレルギーが発症するのです。

金属イオンとは?

金属イオンとは何か?ということについて化学が苦手な人に対してもわかりやすく解説します。

例えば塩を水に溶かすと消えますよね?これは別に塩がこの世から消えたわけじゃなくナトリウムイオンと塩化物イオンという目に見えないくらい小さなイオンに分解されたのです。これを電解といいます。

これは金属でも起こります。でも鉄を水に入れても溶けないよ、と思うかもしれません。確かに金属は水に溶けにくい物質ではありますが、それでもごくわずかな量は溶けます。また汗は塩化物イオンを含んでいるのでとても濃度の低い塩酸になっています。そうするといくら金属でも溶けやすくなるんです。その結果、金属イオンが生成されます。

金属アレルギーになりやすい人とは?

それではどういう人が金属アレルギーになりやすいかを解説します。

基本的には

・金属イオンの量が多い
・免疫細胞が異常反応しやすい
・金属と触れている時間が長い

という条件で金属アレルギーになりやすくなります。

汗をかきやすい人

汗をかきやすい人は先ほど説明した金属イオンを作りやすくなります。そうすることで金属イオンの量が増えるので、免疫細胞に見つかりやすくなります。その結果金属アレルギーになります。

すでにアレルギー性の病気にかかっている人

アレルギー患者は免疫細胞が異常反応しやすいので、体外の異物にたいして通常の人よりもアレルゲン認定しやすい傾向にあります。それで金属アレルギーにもなりやすくなります。

アクセサリーをよくする人

腕時計やネックレスなどの金属のアクセサリーをよくする人はその分金属と触れている時間が長いので金属アレルギーになりやすいです。また特にピアスを付ける人は金属アレルギーになりやすいので、もし少しでも炎症が起こったらすぐに外すようにしましょう。

金属アレルギーの症状は?

金属アレルギーの症状は主に

・肌が赤くなる
・かゆみや痛みを感じる
・発熱する
・蕁麻疹ができる

です。

他のアレルギーと違って吐き気やめまい、意識を失うなどのアナフィラキシーショックは起こりづらいですが、それでも用心するに越したことはないです。

金属アレルギーになりにくい金属とは?


ここでは金属アレルギーになりやすい金属、なりにくい金属を解説します。これを参考にアクセサリーを選ぶと金属アレルギーの症状を抑えられます。

また後で詳しく解説しますがイオン化傾向の小さい金属はアレルゲンになりにくいです。

イオン化傾向の大きい金属がなりやすい

先ほど解説しましたが金属アレルギーのアレルゲンは金属イオンです。つまりイオンを放出しやすい金属がアレルゲンになりやすいです。

そこで大事なのがイオン化傾向という考え方です。

金属がイオンになるにはエネルギーが必要です。一般的にこのエネルギーの必要量が少なければ少ないほどイオンになりやすくなります。このイオンになりやすい順に金属を並べることをイオン化傾向といいます。次の図は代表的な金属をイオン化傾向の順に並べた表になります。右に行くほどイオンになりにくい金属になります。

イオンになりにくい金属は?

それでは具体的にイオンになりやすい金属となりにくい金属をいくつか挙げます。

なりやすい金属

>・ニッケル
・アルミニウム
・亜鉛
・鉄
・銅

なりにくい金属

・チタン
・金
・白金(プラチナ)

※チタンはイオン化傾向自体はそこまで低くないのですが、化学反応を開始すると表面に不動態(ふどうたい)と呼ばれる緻密な被膜を形成し、それらがいわゆるバリアのような働きをするのでイオンになりにくいです。

金属アレルギーになりにくい金属のまとめ

ここまでの話をまとめると、

・金属イオンを出しにくい金属がアレルゲンになりにくい
・イオン化傾向が関係ある
・チタンや白金はアレルゲンになりにくい

金属アレルギーの対策方法は?

それでは金属アレルギーの対策方法を解説します。

基本的に

・金属に触れないようにする
・アレルギーになりにくい金属を使う

ということをすれば大丈夫です。

保護シートを使う

金属に長時間触れると金属アレルギーの症状が現れるので、肌が触れる部分に保護シートを貼れば症状を抑えられます。
時計だとバンド部分の裏側に貼る人が多いです。サイズに合わせてカットすることもできます。

チタンを使ったアクセサリーを使う

先ほど説明したように、チタンはイオンになりにくい金属です。つまり、金属アレルギーを起こしにくい金属になってます。
このチタンを使ったアクセサリーを使えば金属アレルギーの症状を大幅に抑えられます。

最近ではチタンを使った時計やネックレスが出てきてます。お値段は少し高いですが、金属アレルギーに悩まされているなら買うべきです。

サージカルステンレスを使う

サージカルステンレスもチタンと同様にイオンになりにくいです。
サージカルステンレスとはなにかというと、メスやハサミなどの医療用器具に使われている金属のことで、人体に非常にやさしく価格も貴金属に比べると安いという性質から近年アクセサリーの素材としても注目されています。
また、このサージカルステンレスはサビにくく見た目も綺麗なので是非お勧めです。

まとめ


この記事全体を簡単にまとめると、

・金属アレルギーは突発性のアレルギー性疾患
・金属イオンがアレルゲン
・イオンになりにくいチタンやサージカルステンレスを使う

です。

アレルギーとは無縁の人でも金属アレルギーになる場合がありますので、入念に対策をしましょう。

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